妄愛

オレはMSXユーザーだったわけでして。

わけても「METAL GEAR」シリーズにはひとかたならぬ愛着があります。世界中を敵にまわしてもオレはMETAL　GEARシリーズの味方だ！と宣言する自信はありますし、もしMETAL　GEARシリーズが女性だったらアパートの前に待ち伏せしてみたりゴミをあさってみたりするかもしれません。それは偏愛というレベルなのではないかな、と。「オレのMETAL　GEAR」とかそういう妄想をもっているのかも。

そんななので、まあこれだけ世の中に「METAL GEAR SOLID 2」賛辞の声があふれていると、何とも言えない気持ちになるのです。この気持ちは、マイナーなころから好きだったバンドがビッグになる、はじめは「私は昔っからあのバンドのファンだったんだから！」と主張するが、そんな声を掻き消すほどビッグになるとアンチになってしまう音楽ファンの心境に似てるかも。いかんなあ、そんなことでは。いいものはいいと素直に認めなければ。

まあそんなこんなで「METAL GEAR SOLID 2」を買ったにも関わらず、手さえつけずに置いてあるのです。いい歳こいてたかだかゲームの話ですけれど。