武蔵のこと
今年の大河ドラマ「武蔵」は吉川英治原作と詠いつつも、井上雄彦の「バガボンド」人気にあやかったものであったであろうことは推察に易いのであるが、大河ドラマ化で「バガボンド」により一層注目が集まり、「バガボンド」読者が増えた結果、大河ドラマ自体はもの足りなく感じてしまう...というのが、「武蔵」の視聴率低迷の原因なのだと思う。(とあるミドルエイジ紳士の「普段漫画読まないけど、バカボンド読んだら武蔵つまんねくて見てられないよなあ。」という発言を受けて。)
それにしてもオッサンたち大河ドラマに便乗しすぎ。大河ドラマ関係の本出しすぎ。しかもビジネス絡みで「勝者の人物学」とか「組織論」とか。何でもかんでも大河ドラマから学ぶな。「武蔵に学ぶ乱世の組織論」か。来年は新撰組だが、「新撰組に学ぶ勝者の鉄則」か。