リカバリ

諸兄よ、私の至った結論、否、単なる独白にしか過ぎないであろうが、ともかく聞いてほしい。毎日繰り返される無為とも思える日常、そのひとつひとつは軽いと雖も、積み重ねれば営々たる無為。その重みは計り知れない。我々はその重みに耐えかねて日々を過ごしているのが現実である。そして我々は密かにその積み重ねられた無為を壊したいという衝動を抱えているのではないか。勿論私も例外ではありえない。私が誤ってインターネットエクスプローラーを削除したこと。そしてOSが立ち上がらなくなったこと。それは一見ただの過ちに見える。だがそれは営々たる日常の積み重ねを壊してみたい、そんな深層心理が水面下から浮かび上がってきた、顕在化した衝動なのではないか。そして私は発見した。リカバリとソフトのインストールに費やした一日。それは確かに無為な日常ではある。しかしそこには確かに創造の喜びがあった。つまり無為な日常、それも実は創造に他ならない。ここで私が至った結論とは、人間は創造そして破壊を繰り返す動物である、否、人間に限ったことではない。創造と破壊、それこそがこの世の摂理であるということだ。

ほぼ一年ぶりにやっちまいました。今日は一日パソコンのリカバリ作業。あまりに久しぶりだったのでバックアップとってなかった。迂闊。でも結構リカバリの作業は楽しかったので、今度はしっかりバックアップを取っといてから、OSをクラッシュさせることにします。はい。