生きていくために必要なもの

家に帰るたび、ため息をつく。部屋汚すぎ。そろそろ掃除しなけりゃなあと思うのですが、おや待てワトソン君、部屋を掃除したのはつい２〜３日前じゃなかったかねキミ。

モノが多すぎるのですよ、大体。しかもその大半が漫画とか雑誌とかゲームとかCDとか生きていくのに決して必要とは思えないものばかり。生きていくのに必要なものは今こう部屋をみわたしたところ、…「のりたま」ぐらいですかね。あとは耳掻きと爪きり。

ああ、オレも物質に毒されているなあ。もっと精神世界に生きるような生活を送らなければ。こうもっとシンプルに、今日からはシンプルに行こう。この物質の山がいかんのだ。いっそのこと捨ててしまおう！

…かと思ったのですが、この物質の山を捨ててしまうと、オレに残されるのは借金ぐらいしかないことに気づきました。漫画や音楽の話をしないオレなんてただのなまけものにしかすぎないのです。シンプルに生きるというのは豊かな人間性があってこそできるワザなのだと思った次第。