キン肉マンで言うならジェロニモだ

五重のリングで名誉の戦死を遂げたためコメントは不可能です

視力回復

同僚N氏は視力2.0という何とも現代人にあるまじき視力の持ち主。彼は朝起きて目が開かないことがあるらしい。何でも目ヤニがまつげに固まってふたをしてしまい、目が開かないのだとか。

その話を聞いたときはハハハ、そりゃ大変だねえ、でもそういうときって何だかうれしいよねえ、朝起きて手がしびれていたときって気持ち悪くってイヤなことはイヤなんだけど何だか誇らしくって「ほら、ほら手が痺れて動かないんでやんの!」とか人に見せたりするでしょ!な!な!などと盛り上がったのであるが。はたと気づきました。

目ヤニってのは元々涙がかたまったものですよね。つまり彼は大量に涙を分泌ているわけです。この涙こそが彼の視力の秘密なのではないかと。視力は涙の分泌量と関係があるみたいなことをTVで言っていたような気がしないでもない。

最近視力が著しく減退中のオレさん。そういやここのところ泣いてないなあ。やっぱり涙なんだよ、涙。視力回復には涙しかない!ってことで、ここは一発何とか泣こうかと。でも最近泣いたことってないからどうしたものか。泣いたときなあ。彼女にふられたとき。でも今彼女いないしなあ。泣くために彼女を作ってわざわざふられるのもなあ。

さらにさかのぼって、じいちゃんが死んだとき。でも人殺すわけにいかんしなあ。

ああ、そういや映画を見て泣いてたなあ。というわけで映画を見ることにしました。滅多に見ないんですが。善は急げで早速DVDを購入。昔泣いたことのある映画です。

「ニュー・シネマ・パラダイス」です。定番中の定番ですな。「映画への愛をユーモラスにそしてノスタルジックに描いた名作」ですよ。こりゃ泣けますよ。DVD版は何でも公開時にカットしたシーンが追加されているらしい。まあこれなら一度見た映画でも損しないかな、と。

で、鑑賞。3時間泣きっぱなしでした。モリコーネの音楽がとにかく反則級のメロメロさ。ひとり部屋で映画を見ながら涙をひたすら流し続ける28歳独身男性。かなり不気味だったことでしょう。まあこれだけ涙を流したからには視力回復はばっちりな事でしょう。さすがに泣き疲れたので寝ることにします。