奇跡的スコア
健康診断で思い出したのだが。
血圧測定で「上84、下29」という、死亡寸前としか思えないスコアを叩き出したことがある。内定をもらった会社の健康診断だったからよく覚えている。看護婦さんもこれはさすがに機械の故障に違いないと思ったのだろう、3回も測ったのだが、何回やっても似たようなスコア。オレ自身は別にしんどいとかそういうことはなく、むしろ元気なぐらいだったのだが、さすがに心配になり、大丈夫でしょうか?と医者に聞いてみた。
「大丈夫なんじゃない。意識もしっかりしてるんだし。それにほら、病は気からって言うから。」
当時は、ははあナルホド医者というのはうまいこと言うな、となぜか納得したのだが、今考えてみると、何の理由にもなっていない上になんと無責任な発言であったことか。やっぱり当時は何かの病気だったに違いない。