耳が痛い。

比喩的なことではなく、物理的に耳が痛いのです。耳の奥あたりに鈍痛あり。

オレの所属する部署にはジンクスというかどうにも呪いとしか思えない現象があって。というのは、毎年難聴になる人間が出るのです。いわゆるストレス性の突発性難聴というやつでして。とてつもなくハードな仕事というわけでもなく、むしろほかの部署と比べると業務量自体は少ないのですが、まあ向き不向きがある仕事でして。一昨年が前々課長、昨年が移動してきたばかりのＳさん、とどうにも順調に入院者を生んで来ています。で、今年度のはじめには「誰が難聴になるんだろうか？」などとシャレにもならんことをみんなで言い合っていました。本年度も残すところ３ヶ月を切り、どうにも入院者が生まれそうにない様子で残念だなあなどと思ってたのですが。

うわ、オレかよ！この部署に変わって３年も経とうとしてるのに、今さら精神的ストレスかよ！うわー入院か、嫌だなあ。

ん、待てよ。ストレス性難聴にかかった職員のその後の運命はというと、みなさん平穏無事な部署に異動して平和に余生を送ったと聞きます。ということは、やったオレも異動できるじゃん！こんな部署とはオサラバだぜ！

などと考えてたら耳の痛みもどこかに飛んでいってしまいました。残念。実際のところ単なる風邪のセンも捨てがたい。寝ます。おやすみなさい。