キン肉マンで言うならジェロニモだ

五重のリングで名誉の戦死を遂げたためコメントは不可能です

跡地めぐり

閉鎖されたHPの跡地めぐりは楽しい。

閉鎖の理由もさまざまだから、跡地の様子もさまざま。閉鎖した後もなんだかんだと更新しつづけてたり、「知人バレかも」とのメッセージだけが残ってたり。「ファイルがみつかりません」は夜逃げみたいなものか。そこで繰り広げられたであろうドラマに思いをはせたりして、ちょっとした遺跡めぐりみたいなものである。

でも、ジオシティーズのHPだけは様qが違うのである。ジオシティーズは「どこそこストリートのどこそこ番地」というぐあいに番地が割り振ってある。なので全く異なるHPが開設されてたり。現実の住居といっしょですな。ということは例えば人気のあるストリートの場合、入居したいヒトはきっとたくさんいるはず。

ガラッ

「ちょっとお邪魔するでえ。」

「な、何ですか!?人のHPに勝手に上がりこんで!」

「何でやないがな、先週も来たやろ。ここのアドレスの話やがな。いい加減出て行ってもらえへんかなあ。」

「その話ならお断りすると言ったはずです。」

「何言うてんねんな。こんな狭いところに住んでるよりも、もっといい条件のスペースをただで貸すって言うてんやで。こんなおいしい話めったにあるもんやないでー。」

「ここは思い出の詰まったアドレスなんです。出て行きません。あなたでしょ、こないだウィルスつきのメール送ってきたの!」

「はて、なんのことかいなあ。」

「しらばっくれないで!これ以上付きまとうとプロバイダにうったえますよ。」

「おうおうおう、下手に出れば付け上がりやがって。こうなりゃ実力行使や。某匿名掲示板にここのアドレスを晒しageたる。」

「そ、それだけはやめて。掲示板が、みんなの掲示板が!」

「へっ、後悔しても今さら遅い!ほら、来たわ来たわ続々と。」

「ああっ、や、やめてー。」

ガラガラガッシャーン、2ちゃんねらー大挙して掲示板をアラシに到来。

…っていう風な地上げが行われてもおかしくない。いや、きっとあったに違いない。

で、先般ジオシティーズの規約が変更された問題で次々とジオシティーズの住人が引っ越しているそうである。ジオシティーズの地価は下がる一方なのである。

たとえばジオに入居していた大手のサイトが引っ越したとしましょう。そこの跡地に入ったHPに、うっかりブックマークをなおさなかった大手サイトの顧客がやってくるかも知れない。

宣伝しなくてもアクセスが稼げる。これは狙い目だと思うのだ。このアドレスを押さえておいて、「アクセスの稼げるHPスペース売ります!」って言う風な商売がなりたつかもしれない。いや、きっとなりたつに違いない。あ、やっぱり無理ですか?