「THE VERY BEST OF ごっつええ感じ 1」

僕は第１回のヅラリンピックから最後の回まで１回も欠かすことなくごっつを見た男なので、このDVDを見ることは単なる思い出の確認行為にすぎないのであるが、それでも何となく見れてしまうのは、プロットに拘ったものであり、キャラクターのパワーみたいなものに頼っていないからだと思う。ウンナンのコントやワンナイとかでやってるコントだったら、１０年後見たら全然面白くないどころか、非常にうすら寒い思いをするに違いない。（ついでに、ワンナイでやってるコントについて、面白いとはかけらも思ったことがない。）

それにしても、その無表情で自然で不条理な存在感の際立ちぶりを見るに、ダウンタウンのシュールを正確に理解していたのはやはり板尾創路であったのだと思う。