フォルダ整理法

前職場に「アクマくん」と（蔭で）呼ばれている人がいた。彼の所業が人間味を欠いていてエゴのかたまりとしか思えないことが命名の理由であるとか、彼のナリがおすぎに、ピーコじゃなくてあくまでもおすぎに似ているとか、そういうことは本題と関係ないので省略。してない。

彼が仕事で作ったファイルの名前はかならず滅茶苦茶で意味不明。「hjhlksahopu.jtd」とかそんな感じ。不思議だったので理由を尋ねたところ、「ファイル名をつけるのがめんどくさい。」との回答。よく区別がつきますねえ、と重ねて尋ねたところ、「コメントに内容を書いてるんで分かる。」とのこと。たしかによく見てみると彼のファイル名は滅茶苦茶なのだが、コメントは非常に細かい内容まで書いてある。コメントにそこまで細かい内容を書くぐらいなら、きちんとファイル名をつければよいだろうに。ズボラなのだか几帳面なのだかよく分からない、さすがアクマと呼ばれるだけあると思った。と同時に開いてみるまで分からないファイルというのはちょっと楽しいかも、とも思った。

ハードディスクの中を整理しててそんなことを思い出した。ファイル名適当すぎ。なのにジャンルごとに小まめに整理されすぎ。「エロ動画」フォルダの中のそのまた「SM」フォルダの中の「mesubuta.rm」の内容がアークエネミーのビデオ・クリップだったのには愕然とした。結局「エロ動画」フォルダの中にはエロ動画は一個も入ってなかった。