仕事の山ができていた。例えなんかじゃなく、物理的な山。書類の山。暑いのを口実にサボっていた報いとはいえ、この仕事の量はどうしたものだ。世を儚む。
仕事に没頭しているといろいろとわずらわしいことを忘れることができるから、まあいいことだよな。自分を慰めてみる。
わずらわしいこと...たとえば仕事とか。
いかんいかん。目先を変えてみよう。
オレはこう思うのだ。この仕事の山はオレに与えられた試練だ。
この試練を乗り越えたその先にはきっと新しい何かが待っているに違いない!
きっと新しい仕事が待っているのだろう。
仕事の山は投げ捨てて早く帰ろうと思った。