純真な気持ち
U.D.O.というバンドに「Sweet Little Child」という曲がある。
君が愛しいというような何とも陳腐とでも言いたくなるような歌詞なのだが、(いや、切なくてよいバラードなんですよ。)、発売当時の某B!誌で作詞したウド・ダークシュナイダーは「酔っ払いと赤ん坊のことを歌った歌詞だ。ほら、酔っ払いと子供って純真でどこか似ているだろ。」みたいなことを言っていたと思う。
当時は高校生だったので、酔っ払いと赤ん坊に共通性があるといわれても全くピンと来なかったのだが、いいオッサンになった今となっては、ああたしかに子供と酔っ払いは共通するところがあるんじゃないかな、と思ったりする。
脊髄反射でしゃべっていたり、傍から見ればどうでもいいようなことに盛り上がってみたり、やたらとハイになって奇声を上げていたり。全くもって子供そのものだ。
そう考えると、酔っ払うという行為は、子供に戻りたいという欲求の顕れではないだろうか。
昨日の日記は「うわーい、ルーマニア人のおねいさんのお店に行ったよー。ぶるるんぶるるんだったよ。ぼくより年下なのに老け顔だったよ。楽しかったけど香水くさくてゲロ吐きそうだったよー。うわーん。」という、実に子供のような純真な気持ちを脊髄反射で書きなぐったものだと考えてほしい。そういうことです。